恥を忍んで

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人の為に何かをすると結局は自分の為になっている。「情けは人の為ならず」

      2016/06/30

情けは人の為ならず

 

「情けは人の為ならず」ということわざを聞いたことがある人は多いかと思います。

でもこの言葉の意味を間違えている人も意外と多いみたいですよ。

 

 

「情けは人の為ならず」とは

「情けは人の為ならず」ということわざの意味とはどういうことなのか?

人に情けをかけるということは、めぐりめぐって実は自分の為になるということ。

決して、「情けをかけることはその人のためにならない」という意味ではありません。
例えば「ここで甘やかしたらきっとこの子の為にならない」などということではないのです。

ここで言う「情け(なさけ)」というのは、人に対しての優しさであったり、親切であったり、思いやりであったり、といったところでしょうか。

ではこのような、人への情けが一体どのような形で自分に返ってくるのか?

  • 人にやさしくすることによって自分も人にやさしくされる。
  • 人を助けることによって自分も誰かに助けられる。
  • 人に親切をすることによって自分が良い気分になれる。
  • 人を大切にすることによって自分の心を広くできる。

この「情けは人の為ならず」ということわざの意味は最初に書いたとおりですが、では実際にどのような場合のことを指しているのかというと、上の4つの例えなどに当てはまるかと思います。

上の2つの例であれば、人への情けにより、その恩返しというような意味で、めぐりめぐって自分も人に情けをかけられるという意味をあげています。

下の2つの例であれば、人への情けの行為によって、その時点(めぐってくるのではなく情けをかけた時点)で、既に自分が受け取っているという意味をあげています。

「情けは人の為ならず」という意味・解釈では、どちらを指すのかは定かではありませんが、おそらくどちらの意味も兼ねそろえているのではないかと思っています。

どちらかというと、日本人的には下2つのような考え方の方がしっくりきますよね。

 

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人にやさしくするということは自分にやさしくするということ

見返りを期待する人

基本的なことではありますが、人にやさしくしたり、人に親切にするのに見返りを期待するようでは、小人(器の小さい人)と言わざるをえません。

「せっかく教えてあげたのになんだあの態度は!」

「せっかく喜ぶと思って気を使ったのに全然喜んでくれない」

「せっかく親切でやってあげたのに向こうからはお返しもない」

などなど。

人に情けをかけたり、人に親切にしてあげたりといった行為に、無意識でも見返りを期待しているという人は、得てして相手の反応を気にします。

「喜んでいるかな?」「驚いているかな?」「好意を持ってくれたかな?」

そして自分の期待する反応が返ってこないと、がっかりしたり、落ち込んだり、怒ったり、イライラしたりすることでしょう。

多少であれば私はそれでも良いかとは思います。
それは「人に親切にした」という行為は確かにあったのですから。例え偽善でも行為が優先される場合は多々あります。

しかし、その見返りの期待が強すぎると、結局はその人の為ではなく、自分の為という結果になってしまい、相手にだってその自己中的な想いは伝わってしまいます。

つまり、
「自分のため」>「人のため」
という割合になっているのです。

これが少しでも
「自分のため」<「人のため」
という割合になっていれば、多少見返りを期待していたとしても良いのかもしれません。

 

人にやさしく出来たら自分が嬉しい

「情けは人の為ならず」という解釈は別にして、やはり私は「人に情けをかけれたことが嬉しい」と感じられることが大切なことだと思うのです。

見返りなんかをまったく期待せず、人にやさしく出来る自分、人に喜んでもらえる気持ち良さ、人を大切にする思いやり、そういったことが、深層心理で自分の「心が躍る」「心が満足する」という結果につながり、そしてその心が自分の為に成るということです。

人は誰だって無駄な損は進んではしたくないでしょう。

しかし、自分は損したとしても、それが誰かの役に立つのであれば、それは無駄な損ではなくなります。

相手の反応は関係ありません。

もちろん相手が喜んでくれれば、自分だって嬉しさ倍増です。

でも例え喜んでくれなくても、人への情け、人へのやさしさ、人への親切、という思いや行為は「自分がそうしたいからする」が根本にあるはずであり、自分がそうしたいと思う心に従えたことが喜びにつながるということです。

そして、時と場合によっては、その善行がめぐりめぐって自分に良いものをもたらしてくれることもあるかもしれません。

 

「情けは人の為ならず」とは、「人に情けをかけるということは実は自分の為なんだ」ということ。

この意味を理解するだけでも、人にやさしく出来る気がしませんか。

 

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